何処か長閑な

何処か長閑な

東北を代表するシンガー・ソング・ライター KUDANZが、 ロック、フォーク、カントリー、オーケストラル・ポップで日本の四季を表現。自らの家族・仲間に捧げた、孤独な温かさと穏やかさが詰まったクラシックなミニアルバム。 東北の仲間と創った待望の衝撃作。2012年の「僕とターヘルアナトミア」以来約2年ぶりとなる KUDANZの新作「何処か長閑な」は、日本の四季を背景に、KUDANZ 佐々木玄が信頼し、愛する仲間への感謝の気持ちを綴った原点回帰となる作品だ。 春の訪れをアコースティックギターと打楽器の力強さをストリングスの純粋さに合わせて表現をした「蕾」。 夏に愛するパートナーをサーカスティックに温かく迎える様を、 90年代初めのサイケデリック・ポップ調で表現した「お盆」。 「風の輪郭」では、 シンバル達の優しく悲しげな音色が、過ぎ去って行く短い夏を惜しみ、秋の訪れを告げる。 アンビエント感のある意匠の中で、佐々木玄の透き通った声が心身の傷を静かに撫でるように して孤独な季節を後にする「back again」は、今作の代表曲となる。 「太陽」では、 現代音楽と民族音楽を融合したメロディーに乗せて、雪に閉ざされた長い冬を強くたくましく生きる神聖な東北の人々を表現。世の中の孤独の片隅で生きる男がかき鳴らした唄の数々。 全ての曲が、それぞれ違う音の景色を見せながら、孤独な温かさと穏やかさを持った新しい季節の訪れを告げるアルバムだ。

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