serial,R series "8XXX01" #01 -LILITH-
音の羅列を拾い上げて、それを手のひらに並べてみたら ―――レミリアは悪魔のような笑みを浮かべるのだ ティーカップに口付けし、ゆっくりとした動作でテーブルへ戻すと、レミリアはただ淡々と呟く。 「紅茶ばかりも飽きたわ。咲夜」 「そうですか、では」 のぞく表情は、実に従者らしいものだった。 そして瀟洒の笑みで返すのだ。 「時には、静寂に耳をすませるのも御一興かと」
音の羅列を拾い上げて、それを手のひらに並べてみたら ―――レミリアは悪魔のような笑みを浮かべるのだ ティーカップに口付けし、ゆっくりとした動作でテーブルへ戻すと、レミリアはただ淡々と呟く。 「紅茶ばかりも飽きたわ。咲夜」 「そうですか、では」 のぞく表情は、実に従者らしいものだった。 そして瀟洒の笑みで返すのだ。 「時には、静寂に耳をすませるのも御一興かと」