Revive EP
本EPは、アップリフティングトランスとプログレッシヴトランスの中間を行くハイブリッドトラック「Astaroth」にて幕を開ける。幽玄なピアノ、オルゴール調のメロディはダンスフロアを幻想的に彩り、やがて重厚なシンセリフが加わり陶酔感と力強さに満ちたイリュージョンを形成していく。2曲目の「Green Light」は、Hiroyuki ODAの作品としては2010年に発表した1stアルバム「Thirty」以来となるプログレッシヴトランス。煌めくシンセは透明感のある音空間を作り出し、弾むベースラインに乗って聴き手に瑞々しい活力を与える。3曲目「Sparkle」は、既存のアップリフティングトランスをベースとしながらも彼独自の先進的な試みが味わえる一曲。ブレイクにおいて閃光のように輝くシンセリフが放たれ、爆発的な高揚感と共にフロアを熱狂へと導いて行く。そしてラストトラック「Reivive」ではHiroyuki ODAの真髄が十二分に発揮され、疾走するベースラインと優しく琴線に触れるピアノやシンセベルが、聴き手の心を多幸感で満たして行く。