金蘭女子短期大学卒、亀淵友香さんのボイス・トレーニングを受けた後メナードのブレイズサマー・キャンペーン・イメージソング「誘われて夏」でデビューした女性歌手(恐らくアイドル歌手ではなく、ポップス・シンガー扱いでのデビューと思われます)。この名義ではごく短期間(アルバム1枚とシングル2枚のリリースのみ)の活動でしたが、後に"二名敦子"として再デビューしました。 本作は"早川英梨"名義唯一のオリジナル・アルバムですが、林哲司/来生たかお/ケーシー・ランキン/井上大輔/岡本一生/佐藤健(敬称略)とTOP作家がズラリ。このタイトルですしメンツを見てもシティポップ作品を想像させますが、歌詞については都会的なイメージとは言え楽曲自体は大半が歌謡曲、言うなればシティ歌謡という感じで後の二名敦子時代と同様のイメージで聴くと肩透かしだと思います。イメージとしては桑江知子風(?)、ただ桑江さんより歌謡曲寄りかも。来生作品は「罪の雨」「酔わせて!ダンディ」はそれぞれ倉橋ルイ子さん、河合奈保子さん(「冷たいからヒーロー」と改題・改詞)とやはり歌謡系にカバーされており、シティポップとは異なりますが良曲です。そんな中、林哲司さん提供の二曲、「メタモル シティ」「ドラマティック グッドナイト」だけは流石、シティ・ポップ!特に「メタモル～」はシティポップとしてかなり完成度の高い名曲、この曲だけでもぜひオススメ。