Reach to Mars
FoZZtone結成10周年目にお送りする5枚目のフルアルバム『Reach to Mars』は、バンドのキャリア史上最も身軽で爽快なロックンロールアルバムです。 作る前から決めていたことは、バックトゥーザフューチャーとか、往年のハリウッド娯楽映画を見た後の爽快感の様な、スカッとする後味のアルバムを作ること。 だから表題作のM10:Reach to Marsは最後の大団円としてラストに置きました。 ちなみにReach to Marsは、「火星までの距離」とか、「火星に到達せよ」みたいな意味で使っています。 そう言えばアポロの月面着陸偽装説が盛り上がっていた頃、NASAが「もう月には行かない、これからは火星開発に移行する」と発表しましたね。 様々な政治的背景を考慮しての発表だとは思いますが、ひとまずは「宇宙開発自体を辞める」と発表しなかったのは良いことだと思います。 アメリカの航空機エンジニア、バート・ルータン氏もこんなことを言っています。 『有人宇宙開発の明らかな利益として、次の世代を担う人たちに刺激を与えるという効果がある。子供たちを退屈させてはいけない。』 僕もそのつもりでロックンロールをやっています。 ぜひ、Reach to Marsの歌詞を、じっくりお読み下さい。 見つめたって宇宙の闇は晴れないけれど、進み続ければ必ず到達するのが、宇宙開発の良いところじゃありませんか? それはとても希望に満ちたことだと思うのです。 (Vo 渡會将士)